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継続は力なりです。
今回は、「寝違え」に全集中します。
「朝起きたら首のスジが痛い!首が回らない!」そんな時使ってもらえたら嬉しいです。
そもそも寝違えとは?その原因と「首に起きやすい理由」を探ってみた【寝ちがえ】
「朝起きたら首が痛い」
あの痛さと言ったら、なかなか例えようがないです。
何をするにも首は使うし、そのあと1日ブルーな気分になってしまいますよね。
残念ながら寝違えのハッキリとした原因はまだ不明とされています。
原因を探る前に、まず首の特徴から考えていきましょう。
首の特徴
・上下左右など、動きのレパートリーが多い
・パワフルな動きはニガテ
・他の部位に比べると、広さあたりの筋肉の数が多い
首は小さな筋肉が多めで上下や左右など細かい動きは得意な一方、爆発的なパワーを出すダイナミックな動きは不向きと考えられています。
寝違えた時ピンポイントで痛みが出ることが多いのも、首の骨を支える筋肉の数の多さによるものかも知れません。
寝違えの原因
まだわからないことの多い寝違えですが、いくつかの原因が考えられています。
首に負担のかかった姿勢のまま長時間いること
合わない枕を使い首にテンションが長時間かかり、筋肉が伸ばされて傷つき元に戻る力を失うパターンです。
関節どうしをつなぐ靭帯が傷ついて起こる
首には、頭を様々な向きへ動かす「アウターマッスル」の下に姿勢を支える「インナーマッスル」があります。
さらに下に骨どうしをつなぐ「靭帯」があるのですが、そこへ負担がかかり傷つくパターンです。
首の骨からは神経が出ており、傷ついた靭帯が神経を刺激することで関係する筋肉に痛みを伝えているのではないかと考えられています。
寝違えの痛みをやわらげる落枕(らくちん)のツボ押し【寝ちがえ】
原因がハッキリしてないとは言え、不快な痛みを一刻も早く軽減したいですよね。
そこでお勧めしたいのが「ツボ押し」です。
道具不要ですぐ試せるので、時間のない朝などにもぴったりです。
寝違えの痛みをやわらげる落枕(らくちん)のツボはどこにある?【寝ちがえ】
落枕のツボは、手の甲の人さし指と中指の骨がぶつかる所にあります。
指のほうから触っていき、骨が盛り上がる手前のズーンとした痛みを感じる所を探すとわかりやすいです。
円を描くように20回ほど刺激しましょう。
手のひらがわを親指で支えるとラクにできます。
左右両方行ってください。
【全集中のツボ!レビュー】
探しやすさ・・・★★★☆☆
刺激しやすさ・・・★★★☆☆
お灸の可否・・・★★★☆☆
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