ツボの場所、刺激方法、シーン別、グッズなど、ツボを利用したセルフケア情報を鍼灸師の視点からお届けしています。
基礎がもっとも大切です。
今回は「より反応のあるツボを見つける方法」について全集中します。
前回と前々回の記事には下をご覧ください。
〈 【イラストあり】ツボを見つけるための鍼灸業界特有のものさし【骨度法と同身寸法】 〉
だいたいのツボの位置はつかんだけど、本当にここなのかわからないことがよくあると思います。
その時は周辺をさわってみて、より反応がありそうなポイントを探すのがおすすめです。
もちろん普通に刺激してもいいのですが、より効果を感じられると思います。
おもな反応の種類
1.痛みを感じるところ
ズーンと心地よい痛みを感じるところで、圧痛点といいます。
わかりやすい反応のひとつと言えるでしょう。
2.ふくらみ
皮膚や、その下にある組織などの反応です。
ほかと比べて盛りあがってると感じるポイントです。
3.へこみ
ふくらみと反対に、へこみという反応があります。
ツボの周辺をスーッとすべらせ、指が止まるポイントです。
4.冷え感
手先や腰から下、とくに足先によく見られる反応です。
自律神経が関わっていることも多いと言われています。
5.むくみ感
体液やリンパ液、血液のめぐりが弱まり起きる反応です。
上記の冷えとセットであらわれることが多いです。
手の届きにくい所へのセルフケアは手足のツボへの刺激がおすすめ
「ケアしたいけど、肩や腰などは手が届きづらい」
これはよく耳にするセルフケアのお悩みです。
ツボは、患部だけでなく手先や足先など遠くはなれた所からもお腹や背中を刺激できるメリットがあります。
お気に入りのツボを見つけて、セルフケアに役立ててください。
まとめ
ツボのだいたいの位置をつかんだあと、周辺をさわってより反応がありそうなポイントを探すとより効果が得られやすいです。
ツボは、患部だけでなく手先や足先など遠くはなれた所からも肩や腰を刺激できるメリットがあります。
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